函南町長に新人の仁科氏 現職の3選を阻む

 函南町長選と町議補選(被選挙数三)、県議補選函南町選挙区(同一)は二十五日、投開票された。町長選は無所属新人の元県議仁科喜世志(きよし)氏(67)が、三選を目指した無所属現職の森延彦氏(71)と無所属新人の元会社員塩谷敬治氏(62)を破り、初当選を果たした。

 午後十時四十分ごろ、当選確実の知らせを受けた仁科氏は函南町大土肥の事務所に姿を見せ、集まった支援者と握手した。「まさに奇跡が起きた。チーム仁科の集中力が勝たせてくれた。町民と一緒に函南の将来をつくりたい。夢の中にいるようです」と喜んだ。

 仁科氏は保守層や芹沢伸行元町長らの支援を得て、子育て施策や防災対策の充実を主張。現職への批判票を取り込み支持を集めた。

 森氏は道の駅整備など二期八年の実績を掲げ町政の継続を訴えたが、及ばなかった。塩谷氏は支持の広がりを欠いた。

 当日有権者数は三万一千七百七人。投票率は八年前の前回より7・68ポイント低い46・71%だった。

 町議補選は無所属新人四人が立候補し、三人が当選した。投票率は46・69%。

 県議補選函南町選挙区は諸派新人の元町議広田直美氏(47)=民進推薦=が、無所属新人の元町議土屋学氏(51)=自民推薦=を退け初当選した。投票率は46・75%。

(佐久間博康)

 ◇函南町長選確定得票

当 7,275 仁科 喜世志 67歳 無新 当選1

  6,818 森  延彦  71歳 無現

    514 塩谷 敬治  62歳 無新  

中日新聞2018年3月26日朝刊より